2013年7月19日金曜日

サイバーエージェントグループの新事業創出を支える制度

◆CAグループの新事業創出を支える制度解説
http://engineer.typemag.jp/article/ca-fujita

※1 CAJJプログラム
各事業を粗利益や営業利益の額によってJ1からJ5までに分類。それぞれの事業は2年以内の黒字化を目指し、四半期ごとに規準を満たせば昇格、満たさなければ降格となる。期限内に黒字化できなければ撤退対象になるなど、明確なルールが定められている。

※2 詰め切りセンター試験
有望さが感じられるものの、事業化するまでにはまだ「詰め切る」べき課題が残っているアイデアやプランを、チームごとに提案・解決していく合宿。センター試験問題のように詰め切るべきアイデアが出題されるため、この名称となった。提案されたプランは、事業化にあたっての実現性の高さで点数化され、最も多くの点数を獲得したチームが優勝となる。この場で致命的な課題を解決し、事業化されたサービスも多い。

※3 ジギョつく
社員参加型の新規事業プランコンテスト。一年に一度開催され、最近では毎回300~400を超えるプランが集まる。優れたアイデアを出した社員には、入社年次や現在のポジションに関係なく、子会社の社長や事業責任者となる道が拓かれる。

※4 モックプランコンテスト
スマートフォン向けのサービスアイデアをモックアップで競うコンテスト。モックアップを制作することが必須条件となっており、エンジニア個人か、エンジニアも含むチームでの応募を対象としている。

※5 あした会議
藤田氏をはじめとする8名の取締役と、役員のドラフトにより召集された社員が集まり、新規事業や組織課題の解決案などを提案する合宿。役員がリーダーとなってチームを作り、チームごとの提案・対決となる。

※6 K点チェック
開発した新サービスの完成度をチェックし、求めるクオリティに達しているか判断する仕組み。一定のラインのレベルを越えていないサービスは、リリース後いくらテコ入れしても、スケールさせるのが困難だという経験則から生まれた。

※7 信号制度
K点チェックをクリアした後、リリースされたサービスを、サービスの継続率といった指標をもとに、「青信号」、「黄信号」、「赤信号」の3段階で評価。「青信号」にならないと、CAサービス内でのユーザー誘導の権利を得ることができない。

※8 ダカイゼン会議
手掛ける事業の「打開」と「改善」を継続的に行うための会議。サービスを運営するチームメンバーが、定期的に問題解決を行うための施策としてスタート。渋谷マークシティにあるCAオフィス内には、この会議専用の「打開の間」と「改善の間」がある。メンバーは、2週間に1回はこの会議室で打開案や改善案を検討し、施策が決定するまで会議を終えることはできない。



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