・面倒くさいと感じること自体は、「もっといい方法があるのではないか?」を考えるアラームシステム
もしあなたが私のように面倒くさがりなら、今まではそれを望ましくない性格だと思ってきたかもしれません。けれども私たちが抱くすべての思いには、ネガティブな側面と、ポジティブな側面があります。「面倒くさい」は「本当は○○だったらいいのに」という前向きな気持ちがあるからこそ抱く思いです。
冒頭でもお話したように、単に面倒くさいと言葉にする態度は、周りに批判的な空気を作り、後ろ向きな印象を与えますし、ときには信頼関係を崩しますから避けるべきです。
けれども面倒くさいと感じること自体は、「もっといい方法があるのではないか?」を考えるアラームシステムなのです。もし、「あ~、面倒くさいな~」と感じることがあったら、「本当は○○だったらいいのに」を考えてみてください。そして、上司に「段取りが複雑な△△を、○○に改善しませんか」と提案したり、もっと簡単にできるようにやり方を変えたりしてみてください。小さなことで構いません。完ぺきである必要もありません。
前向きな改善策を提案すれば、上司はあなたを評価するでしょうし、ちょっとした改善によって、周りの同僚からは「あれ、この資料作りやすくなっている!」「分かりやすく改善されている!」とあなたの気付きの感度に驚き、感謝するでしょう。
面倒くさいという気持ちを抱きやすい人は、他の人が気付かない改善策に気付くことができ、複雑な仕組みをシンプルに変えられる可能性を秘めている人です。その強みを生かしていきましょう。
社会が複雑化し、何が答えなのか分かりにくい時代です。こういうときこそ、シンプルに考えることも大切です。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1208/03/news009_2.html
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