2014年8月27日水曜日

マーケティングの目的とは、販売を不要にすることである

「商品開発?営業と関係ないじゃないか」と、仰る方もいるだろうが、実は、ピーター・ドラッカーは著作「マネジメント」の中でこのように述べている。

"マーケティングの目的とは、販売を不要にすることである"

つまり、営業プロセスや営業担当者の意識を改善するのではなく、「マーケティング」、すなわち、新しい市場を作り出したり、商品を改良したりすることで「営業」に力を入れなくても済むようにする。
それが肝心だということだ。
業績不振の原因を営業に求め、SFAなどにリソースを費やすのも良いが、根本的な商材の改善がない限り、その会社は「トップ営業マン」に弱みを握られ続けることになる。それは会社としてあまり望ましいことではない。
http://www.huffingtonpost.jp/yuuya-adachi/salesman_b_5706003.html

2014年8月23日土曜日

味覚でわかる、頭で理解する、技能で再現出来る

食を支える13万人!本物が、本物の人材を作る
スタジオトーク

辻静雄がフランス料理の正当性が検証できなかった当時から、30年間の研究の結果として出した本をスタジオで紹介。辻芳樹さんにとって父静雄は飴と鞭の人で、考えて食べる、ということを家庭で徹底されたという。芳樹さんは、料理を作るには、味覚でわかる、頭で理解する、技能で再現出来るという、3つがないと出来ないが、それを同時進行するのが難しいと語った。

2014年7月4日金曜日

品位や人間性を損なわずに批判するというのは、これは極めて高度な技術

東京都議会のある議員が、女性議員に野次を飛ばして問題になっています。その内容は女性蔑視セクハラであるという意見が大半を占めていますし、私も概ねその通りだと思います
ところで、みなさんの多くはパソコンスマートフォンといった、インターネットに繋がる機械をお持ちかと思います。そしてそれらで手軽に全世界情報発信する手段を心得ていると思います
思慮深いみなさんの事ですから間違える事は無いと思いますが、念のために助言しておきます
この件でネット上で当事者批判するのはおやめなさい。
赤の他人失言をあげつらって公然批判するというのは、実は非常に難しい事なのです。私よりも年齢を重ねた人でさえも、きちんと出来ない人は少なくありません。その割に、得るものはあまり多くありません。
批判自体は簡単です。ただし、自身の品位人間性を損なわず批判するというのは、これは極めて高度な技術に加えて、強い精神力も求められるのです。
これが無いままに安易批判する。手軽に正義感を振りかざせるので、やがてそれがクセになっていきます。クセになっていくとどうなるか。他人の失敗が許せない人間になってしまます。そして失敗を悪い事だと思い込み過ぎて、失敗するくらいならば何もしない方がいいと考え始めるようになってしまます
人間とは不完全なものです。肝心な時に大きな失敗をしてしまう事もあります
何かに挑んで、成功する事もあれば失敗する事もある人と、他人が失敗したときだけ批判し、何もしないが故に何も失敗しない人。みなさんはどちらになりたいですか。

http://anond.hatelabo.jp/20140624211919?fb_action_ids=951146838245225&fb_action_types=og.likes

2014年7月1日火曜日

駅前トイレで寝泊まりするトリプルワークの女子高生、世界ワースト長時間労働で鬱病激増する日本の教員



OECDが、日本を含む34カ国・地域の中学校教員の勤務状況に関する調査結果を発表しました。その中で最も驚いたデータを私が分かりやすくグラフにしたものが以下です。
「OECD国際教員指導環境調査」より作成
「OECD国際教員指導環境調査」より作成
グラフにあるように、教員の1週間の労働時間が、日本は53.9時間と突出していて、各国平均の1.4倍で14.6時間も長く、一番短いチリのなんと1.84倍で24.7時間も長くなっています。
内訳を見ると、部活動など課外活動指導が7.7時間と各国平均の2.1時間の3.6倍。書類作成など事務作業の時間が5.5時間と各国平均の2.9時間の1.9倍で、なんと授業時間は17.7時間で、各国平均19.3時間より短くなっています。

2014年6月30日月曜日

社員の顔が見える会社と見えない会社、どちらに投資をしたいですか?






日本の時価総額上位200位の会社のウェブサイトに
社長と役員の写真があるかどうかを調べました。

一同:
(笑)

社長と役員の写真がどちらも載っている会社は49社で、
両方とも載っていない会社は7社でした。
残りの144社は、社長の写真だけという会社です。
そして、リーマンショック以降の株価を見てみると‥‥。

社長と役員の顔写真の有無と株価の傾向を示したグラフ。
社長と役員の顔写真の有無と株価の傾向を示したグラフ。

このような結果になりました。
社長と役員の写真が載っている会社の株価は
リーマンショック後、66%のプラス。
社長だけの写真が載っている会社は、30%のプラス。
1、2ポイントの差だったら誤差かな、と思いますが、
実際には、その差36ポイントなので誤差とは考えられません。
ここまで差がはっきり出るとは、ぼくもびっくりしました。

それで、次は社長の挨拶文の主語に
「私」「私たち」をつかっているかいないかを調べました(笑)。
挨拶文に「私はこう思う」「私はそう考える」というふうに
書いてあることって、すごく少ないんですよ。
だいたいは「当社は~」とか「弊社は~」とか、
会社が主語になっていたり、主語がないものもけっこうあるんですね。
主語がない文章は受動態で書かれていて、当事者意識がまるでないんですよ。
それを、またグラフにしました。

社長の挨拶の主語と株価の傾向を示したグラフ。
社長の挨拶の主語と株価の傾向を示したグラフ。

結果は歴然ですね。
それから、さきほどの写真の有無と主語かどうかを
くっつけちゃったグラフがこちらです。

顔写真の有無・主語と株価の傾向を示したグラフ。
顔写真の有無・主語と株価の傾向を示したグラフ。

もう、圧倒的です。

ぼくは、投資においてなんのテクニックも持っていません。
こういう本質的なところを大事にしている会社に
投資をしているだけなんです。
真面目にお客さんと向き合って、真面目に経営をしている会社は
ちゃんと利益を出して、株式市場で評価されます。
こういう会社を訪問して、社長さんとお話しすると、
お客さんのことをきちんと考えていて、
社員のことを愛しているんですね。
そういう人に投資をして、日本の将来に賭けてみる。
そういうことが、ぼくらが考えている株式投資というものなんです。




2014年6月26日木曜日

勝者はあきらめない。あきらめる奴は勝者にはなれない

”A winner never quits, A quitter never wins.” (勝者はあきらめない。あきらめる奴は勝者にはなれない)

Travisによると、これまでの数々の苦労を考えると、現在のUberにおける多少の試練は、子供の遊びのような感覚だと言う。相当の修羅場をくぐり抜け、それでも自分とヴィジョンを信じ、あきらめなかった彼には最大限の敬意を表したい。正に、”A winner never quits, A quitter never wins.” (勝者はあきらめない。あきらめる奴は勝者にはなれない) である。
http://blog.btrax.com/jp/2011/11/06/uber/?fb_action_ids=945896242103618&fb_action_types=og.likes





2014年6月6日金曜日

ジョン・グッドマンの法則

企業の商品やサービスに不満を持った人は、満足だった人の約2倍が他の人にその情報を
伝達する。



http://www.geocities.co.jp/WallStreet/7166/topics/topics.htm


2014年6月4日水曜日

考える力

世の中には、「考えてだけいる人」と「行動だけしてる人」がいます。どっちも凡人がやるべきことではありません。
凡人がそんなことやってたら、「頭でっかちで世の中を知らない使えないヤツ」か、「朝から晩まで働いてるのに、全く報われない人」にしかなれません。

考えてだけいて、それなりの結果がだせる人は、天才です。そういう人は元から、生まれつき、考える力が尋常じゃないんです。
行動だけしていて、結果が出せる人も同じです。
何も考えず、ひたすら行動だけしていて、それで結果が出るなんて、凡人にはありえません。彼らは、いわゆる“動物的な勘”ってのを持ってるんです。
でも、凡人にはそんな力もセンスもありません。

凡人がやるべきは、「行動する」と「考える」を上手く組み合わせることです。特に、「オレは(私は)考える力がイマイチだな」と思ったら、できるだけ行動側を強力なものにすればいい。
あまり人が行かない国に行く。多くの人が避けている仕事に就く、あまり人気のないコトをやってみる。他の人が諦めたことでも、諦めない。
そうやって「他の人がやらないこと」を材料にして考えれば、凡庸な日常だけから考えてる人を、一歩凌ぐことができます。

2014年4月7日月曜日

エキスパート・ゼネラリスト

イノベーターをほかのひとたちと分かつもののひとつに、彼らがとても広い範囲のことを知っているということがある。彼らは、エキスパート・ゼネラリストだ。広い知識は彼らのクリエイティビティを支える。
 エキスパート・ゼネラリストのふたつの重要な特徴は、新しい経験への貪欲さときちんと知りたいという欲求である。

2014年3月30日日曜日

外部と地域が交流し合うところから始まるのが着地型観光

●外部との交流が観光の鍵

 観光スタイルがそういう風に変化しているわけですから、観光が地域の町おこし、地域振興に役立つところまで、レベルが上がってきているわけです。観光客はただ1回来るだけでなく、リピーターになっていきますから、お互いに交流が生まれて、今度は地域の人が観光客が住んでいる町を訪れるという現象も起きています。
 この着地型観光は、交流、創造、体験などの価値を作っていきながら、新しい観光スタイルを生み出しているのです。つまり、文化を生み出しているというわけです。そしてそこから雇用とか産業といった経済価値を生み出していくのが最終の目標ですが、文化と経済というのは今は学問的にも全く未知の分野ですが、今後に期待したいところです。
 このように、まちづくりと同じような考え方ですが、ちがうのは外部と地域が交流し合うところから始まるのが着地型観光です。
 それと空間・施設など過去のストックの活用も、やはり新しく作るよりは環境にやさしく人間的な手法ですから、これもまちづくりと親和する観光的な手法です。都市にはこうしたストックを含め、あらゆる文化がそろっています。それが点在している場合もあります。だから、ネットワークできる多様性があるということで、どんな観光形態にも対応できるという点では、着地型観光と相性のよい資源のあり方ではないかと思っております。

 このように、まちづくりにも観光という手法が使えると私は思っています。物の価値を創造して交流していくということは、当然それが産業になり、雇用に通じるということです。ですから、こうした手法はより大きなまちづくりや環境整備の分野でも貢献できるのではないかと考えています。

http://web.kyoto-inet.or.jp/org/gakugei/judi/semina/s0810/cha012.htm


2014年3月13日木曜日

樋渡市政1期目の企業誘致は2社で290名、2期目は8社で760名。総計で1,050人

今年度最後の企業進出協定
takeo.jpg 株式会社サニックス が、朝日町に新規事業所を設立することが決定し、本日(3/6(木))に企業進出協定を締結。株式会社サニックスは、既に平成3年3月に武雄工業団地(若木町)へ進出、操業いただいている企業で、近年では主に産業用太陽光発電に注力されています。
 このたび、この太陽光発電システム機器製造における事業拡張と更なる企業活動の充実を図るため、朝日町中野の事業用地へ進出されることが決定しました。
 平成26年夏ごろに操業予定で、今後段階的に70名程度の新規雇用を計画されています。
 別に選挙前だから誇示するわけではないんですが、樋渡市政1期目の企業誘致は2社で290名、2期目は8社で760名。総計で1,050人。この数字だがどれだけ凄いかと言うと、不況下に加え、近隣3自治体を足し合わせてもこの8年で合計300人を割っていること。
 企業立地担当の北川理事、千賀課長、そして、魅力溢れる職員のみんなのおかげです。羽田空港で飛行機を待っていたら、知らない方から、「私はこういう企業のトップですが、あなたのところの池田さんは、私が絶対に獲得したい人物です。あれだけ市を愛し、市長を愛し、頑張る人間は見たことがない。」と力説されたこともあります。また、別の方からは、「松尾謙一さんには惚れましたよ。あの行動力、説得術、何よりも誠実さ。樋渡さんはスタッフに恵まれていますね。」とも。
 そうなんです。僕は決めるだけの人間。99%は、魅力溢れる同僚職員のおかげ。彼らがチームとなって頑張っている成果が、この数字に現れていると思っています。そして、市議会。変な人たちも少なからずいますが、大半の真っ当な議員さんたちは、全面的に、このチームを応援してくれる。ありがとうございます。感謝します。





2014年3月11日火曜日

演技性パーソナリティ障害

演技性パーソナリティ障害
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E6%8A%80%E6%80%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E9%9A%9C%E5%AE%B3

診断基準

  1. 自分が注目の的になっていない状況では楽しくない。
  2. 他人との交流は、しばしば不適切なほどに性的に誘惑的または挑発的な行動によって特徴づけられる。
  3. 浅薄ですばやく変化する感情表出を示す。
  4. 自分への関心を引くために絶えず身体的外見を用いる。
  5. 過度に印象的だが内容の詳細がない話し方をする。
  6. 自己演技化、芝居がかった態度、誇張した情緒表現。
  7. 被暗示的、つまり他人または環境の影響を受けやすい。
  8. 対人関係を実際以上に親密なものとみなす。

自己愛性パーソナリティ障害
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1%E6%84%9B%E6%80%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BD%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E9%9A%9C%E5%AE%B3

診断基準


  1. 自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)
  2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
  3. 自分が “特別” であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人たちに(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだ、と信じている。
  4. 過剰な賞賛を求める。
  5. 特権意識、つまり、特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。
  6. 対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
  7. 共感性の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
  8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
  9. 尊大で傲慢な行動、態度

満足感を高めて習慣化させる3つの条件

お客を「虜」にするための3つの秘訣
活用してみたい「習慣化」の法則
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140307/260688/?rt=nocnt


ユーザーの満足感を高めて習慣化を実現させるために、1)社会的なリターン、2)追求の喜び、3)個人的な達成感の3つの満足感の実現を提唱している。
 「社会的なリターン」は、他人に認められたり、受け入れられたり、重要な人物だと思われることで達成される。フェイスブックの「いいね!」ボタンとコメントがその例だ。「いいね!」やコメントをたくさんもらうとまたフェイスブックに書き込みたくなる、という心理的なメカニズムが働き、頻繁に書き込むようになる。
 2番目の「追求の喜び」は、新しい情報がどんどん入ってくることや情報収集することによって得られる興奮だ。エヤール氏は、ツイッターやピンタレストの人気の秘密は、この「追求の喜び」にあると説明する。最近ニュースアプリが人気だが、ニュースという新しい刺激に興奮感を覚え、その中から自分の興味がある情報を選び出して読むことで満足度を得るのではないかと思われる。
 最後の個人的な達成感は、目的を達成することなどで得られるが、ゲームアプリなどではとくに重要な動機付けになると考えられる。

2014年3月6日木曜日

「成長する考え方」と「成長できない考え方」の違いが20年の研究で明らかに

http://gigazine.net/news/20140213-fixed-vs-growth-brain/?fb_action_ids=607827579286406&fb_action_types=og.likes&fb_source=other_multiline&action_object_map=%5B192078287668749%5D&action_type_map=%5B%22og.likes%22%5D&action_ref_map=%5B%5D


自分の持っている知性やクリエイティビティを天性のものであり、自分の力ではどうにもならないものと考えている人も多いのですが、それこそが人の限界を決める思い込みであり、「成長する思考態度」を持つと人は自分の知性や能力を伸ばしていくことができる、ということが、スタンフォード大学の教授である心理学者のCarol Dweck博士の行った20年にわたる研究で明らかになっています。

この、自分の成長を自分自身で邪魔してしまう「固定された思考態度」と、「成長する思考態度」を図で分かりやすく表すと以下のような感じ。


「固定された思考態度」は根本に「自分をよく見せたい」という欲求があるため、失敗する可能性がある挑戦を避けたがります。障害にぶつかった時のあきらめも早く、努力は実を結ばないと考えがちです。批判に対し、例えそれが有用なものであってもネガティブな意見であればフィードバックを無視してしまい、他人の成功に脅威を感じます。そして自分の能力を出し切ることができず、早い段階で能力の伸びが頭打ちの状態へと移行してしまいます。

一方「成長する思考態度」はまず「学びたい」という欲求から始まるため、挑戦を喜んで受け止め、逆境にぶち当たっても粘り強く堪えます。努力は熟達への通過点と考え、批判から学び、他人の成功からも学んだりインスピレーションを受けたりするという流れ。根本にあるのが「学びたい」という考えのため、全てを雪だるま式に吸収し、高い成功レベルへと到達できるというわけです。

つまり、「固定された思考態度」の人は世界を決定論的な見方で見ているため、今自分がやっている「過程」に意味を見いだせず、「成長する思考態度」は自由意思を行為者に与えるのです。


2014年2月24日月曜日

グーグルには「社内哲学者」という役職がある

グーグルには「社内哲学者」という役職がある


http://www.j-cast.com/kaisha/2011/08/25105271.html?p=all

とことん考えて生まれるイノベーション

   彼は大学に戻り、哲学を学んだ。その結果、
「コンピュータで数量解析ばかりしても、人間の幅広い認識活動を把握することはできないことを悟った。技術至上主義の世界観を捨てることで、まったく新しい発想が生まれるようになった」
   その後ホロウィッツが設立したアードヴァーク社は、多数の人間の知恵を結び付ける方式の新しい検索エンジンを開発した。グーグル社がその独創性に注目し、同社を買収。ホロウィッツはグーグルに「社内哲学者(インハウス・フィロソファー)」として入社した。
   これは、自分の頭で考え抜くことの大切さを教えてくれるエピソードだと思う。とことん考えることで発想が湧き、イノベーションが生まれる。
   何もグーグルや人工知能だけの問題ではない。現代はおよそどんなビジネスでも、ソフトウェアが雌雄を決する時代である。自動車や電機のような「製造業」だって例外ではない。
   アップル社の株式時価総額が25兆円あり、日本の大手電機メーカーがすべてその10分の1以下なのもソフトの力の差だ。物事を本質に立ち返ってじっくり考えることの重要性は、強調しすぎることはないだろう。




「今、参加すると、いいことありそう」という期待値

王道では、高い給料プラス、ストックオプションまで支払わなければならないと「いい人」は雇えない。それを克服するためにはひとつしか手段がなく、それは「今、参加すると、いいことありそう」という期待値を上げるしかないのです。

http://toyokeizai.net/articles/-/31175?page=4


世界を「所有の経済」から「共有の経済」に変えられる?–Uniiverseは協力的生き方のプラットホーム

世界を「所有の経済」から「共有の経済」に変えられる?–Uniiverseは協力的生き方のプラットホーム
http://jp.techcrunch.com/2012/02/08/20120207with-funding-in-tow-uniiverse-launches-a-platform-for-collaborative-living/


  • スローガンは“platform for collaborative living” 〔直訳: 協力的な生き方のためのプラットホーム
  • Uniiverseの使命は、誰もが現実生活の中での活動や奉仕を共有できるためのサービスであること、だ。しかも無料の。
  • それはいわゆる“共有経済”(sharing economy)、人と人とが互いに共有しあって生きていくより良い世界、ユートピア的未来を目指す運動のようでもある。
  • このプラットホームの使命は、一人一人みんなを起業家に変えること、またそれと同時に、オフラインの集まりや協力的活動の便宜を提供し、人びとがより賢く、より幸福な生き方ができるようにすることだ。 
  • Uniiverseは、人びとが食う/寝る/仕事するの単調な日常の殻を破って外に出ること、それまでの仮想世界、仮想ゲームなどから醒めて、きびしく照りつける太陽の下に出てくること
  • 2020年代以降はソーシャルレイヤではなくエンゲージメントレイヤが主役になる〔engagement, 参加性, 体(からだ)を張って関わりを持つこと〕。つまり、人と人を仮想世界ではなく現実世界で結びつけるためのサービスや便宜提供が。


2014年2月23日日曜日

編集者の3つの役割と3つの素養

編集とは、人をほめる技術

「編集」のもともとの意味は、「編んで集める」ということですが、簡単に言うと、3つの機能に分かれます。それは「探して」「つなげて」「見せる」という役割です。言い換えれば、以下の3つになります。
(1)キラリと光る人や情報を探し出す「スカウト」の仕事
(2)人や情報をつなげ、新企画を生む「クリエイター」の仕事
(3)面白い企画をうまくプロモートする「マーケター」の仕事
この3つの仕事をマルチロールでこなしつつ、新企画を生み、それを実現できる人こそが「編集者」と言えます。プロデューサーと言い換えてもいいかもしれません。

サイボウズの勤務体系

自由な働き方を推奨する企業の理想と現実

「サイボウズさんの人事制度は斬新だとよく話題になりますよね。例えば勤務体系が従業員のライフスタイルに合わせて3種類の中から自由に選べるとか。今回は御社のユニークな人事制度と、それらがなぜできたのか、得られた効果についてお話をおうかがいさせていただければと思います。」
サイボウズの勤務体系
  • ワーク重視型(PS2)裁量労働制
  • ライフ重視型(DS)月間残業時間40時間程度
  • ワークライフバランス型(PS)残業なし、もしくは短時間勤務

なぜ日本は生きづらいのか--「商売」と「ビジネス」の違い

なぜ日本は生きづらいのか--「商売」と「ビジネス」の違い

http://japan.zdnet.com/cio/sp_13workshift/35037736/

日本書記に見られる日本人の労働観

日本人にとっての労働観とは「生き甲斐」
聖書の世界観では「労働」とは「神」の忠告に従わなかった人への「罰」であり、義務

日本人のDNAと、欧米式価値観の板ばさみ

日本人としてDNAに刻まれたこれらの労働観、宗教観、仕事や利益に対する考え方。現代社会で触れる欧米式の労働観、宗教観、仕事や利益に対する考え方。現代社会に生きる日本人はこの2つの価値観の中で生きることを迫られ、徐々にこの乖離が大きくなっているのではないだろうか。

地域とともに生きる中小企業が「日本人らしくありたい人を救う」

グローバル経済で勝ち抜きたい日本人は大企業に就職し世界と戦い、「昔の日本人のように生きたい」と考える人は、中小企業に就職し地域社会と人の縁で生きる。

何者にもなれない自分への焦り

2013年の働き方--インターネットの重力と可能性または焦燥

http://japan.zdnet.com/cio/sp_13workshift/35036484/3/

ノマドで一躍有名になった安藤美冬氏が主催する「自分をつくる学校」に入学している女性に、なぜ入学したのか理由を尋ねてみた。「将来が不安」という回答が返ってくるかと予想していたのだが、返ってきた答えは意外なものだった。「何者にもなれない自分への焦り」なのだという。その女性は東証一部上場企業に勤める26歳。恋愛や趣味に時間を費やしていてもおかしくない年齢だ。それなのに「何者かにならなけねばならない」という漠然とした焦燥感が消えないのだという。
 この答えは意外だったが、思わず「わかる」と頷いてしまった。

2014年2月22日土曜日

トレンドを作るために必要な「未来を読む6つのマーケティング手法」

トレンドを作るために必要な「未来を読む6つのマーケティング手法」

http://b-chive.com/six-ways-to-read-the-future-you-need-to-know-to-make-a-trend/


僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。
危うい企業ほど、「過去」についての議論が多く、過去のことばかり議論する会社ほど、会議が多いですよね。上司は部下を問い詰め、部下は延々と言い訳をすることになります。すると、部下は上司に言い訳するために、来る日も来る日も、言い訳に使えそうなデータを探し、「言い訳の天才」になってしまいます。新しく何かを生み出す能力が失われてしまうのです。しかし、そういった「言い訳の天才」ほど、危うい企業では出世するようになります。でも、過去を議論するのは面白くないですよね。会社は未来を語り合うための場所です。未来のために何ができるかを考えることこそ、会社の役割です。でも、未来について、どう語り合ったらいいか、わからないという人がほとんどではないでしょうか。今回は、雑誌Hanako編集部で、ティラミス、アウトレット、海外ウェディングなど、数々のブームやトレンドを作ってきた島田始さんの著書「僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。」から、トレンドを作るために必要な「未来を読む6つのマーケティング手法」を紹介します。

その流行、ファッド?ブーム?トレンド?トラッド?

マーケティング用語的には、「流行」は「時間」を物差しに、3つに分けられると言われています。

1.ファッド(~3ヶ月):気まぐれな一時的流行。
2.ブーム(~1年):あやかり商品も次々に出てくる。
3.トレンド(~3年):一定期間の傾向。多数の人々に受け入れられる。

・ファッド【fad】とは。「ファド」とも一時的な流行。気まぐれな熱狂。物好き。転じて、一時的に流行する商品やファッション。
・ブーム【boom】ある物が一時的に盛んになること。急に熱狂的な人気の対象となること。「―を呼ぶ」「サッカー―」
・トレンド【trend】(世論・事態などの)動向, 大勢, 趨勢すうせい
・トラッド(trad)とは、トラディショナル(traditional)の略。「伝統的」を意味する。
・ムーブメント【movement】政治上・社会上・芸術上などの、運動。

企画というのは、コストとベネフィットで成り立つ

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ryosukenishida/20140222-00032886/

もしこのようなリスクを承知のうえで、それでもこの名称で、このような事業を担うのだとしたら、ベネフィットをどのように具体的に見積もっていたのだろうか。プロセスレベルでは事前準備もあったと伝え聞くが、しかしながら、少なくとも当該の予算案など、いくつかの資料に目を通した限りでは、ベネフィットの具体像はまったく見えてこないままだ
企画というのは、いうまでもなく、コストとベネフィットで成り立つわけだから、リスク高の企画を導入するからには、せめて、ベネフィットの具体像と工程表は必須なのではないか。容易に想定されるリスクについては、事前の対応策も必須のはずだ。
むろん不幸も重なった。先の悪意あるメディアの報道、そして、いうまでもなく、地方自治体の職員の方々はPRやネットの専門家ではない。しかも、主要事業の一覧表によると、この事業は、提案型事業の提案を受けて、(事業経験の少ない)若手職員の新規企画枠として、予算化されたように見える。いずれにせよ先のメディア報道にかかわらず、練度とリスク管理の観点に、少なからず課題があったのではないか。
当該自治体は、伝統産業の革新や、最新の情報化の導入を積極的に取り組んでいる自治体だ。それだけに、尚更のこと、奇をてらいすぎた手法を採用する必要はなかった。若者や女性の知恵を活用する、本質的に革新的な企画に期待したい。

アウトカム【outcome】結果。成果。結論。

アウトカム【outcome】
結果。成果。結論。

成果という意味の英語で、研究がもたらす本質的な成果のことを指す。論文や特許の数といった外形的なものではなく、実際に社会にどんな影響を与えたかを評価すべきだという考えから、注目されるようになった。産業技術総合研究所や厚生労働省などが、評価のポイントをアウトカムに置く方式を2005年から始めた。


2014年2月20日木曜日

ABC 2014 Spring 実行委員募集フォーム

仕事を表面的にしか理解していない人の発言を目にすると無性に悲しく、残念な思いになる。

私は比較的、商品販促においては「攻めの広報」を行ってきた。一方で「広報」は「攻め」ばかりでは成り立たないことを知っている。
そして「広報」という仕事を愛するがゆえに、「広報」の仕事を表面的にしか理解していない人の発言を目にすると無性に悲しく、残念な思いになる。
特に下記のような意見が「残念」である。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kataokahidehiko/20140220-00032814/?fb_action_ids=860317357328174&fb_action_types=og.recommends&fb_source=other_multiline&action_object_map=%5B420622368084123%5D&action_type_map=%5B%22og.recommends%22%5D&action_ref_map=%5B%5D

よそ者には来てほしくない。地域を荒らされたくない

農家さん、よそ者は嫌ですか

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1203X_S4A210C1000000/

 人を呼び込む方法として「地産来消」の話や消費者と産地をつなぐ各地の取り組み事例を紹介したのですが、ある農家の方から思わぬ発言が……。「よそ者には来てほしくない。地域を荒らされたくない」とのことでした。
 はっきり言われたのには驚きましたが、実はこの意見は、岩手県に限らず日本の多くの農家の本音なんだろうと思います。その土地に愛着持って、地域みんなで支え合って、これまでやってきたのですから「顔見知りなら気にしないが、知らないヤツが農道に泥を落としていくのは我慢ならない」という感情は理解できます。
 人がいなくなるのは困る。都会に出ていった息子や娘、地元出身者が戻ってきてくれたらうれしいが期待薄だ。積極的によそ者を受け入れないと現状維持もおぼつかない。頭では分かっているが、気持ちがついていかない……。どうしたらいいのでしょうか。
 色々考えてみたのですが、知らない人→近くに住む(農業参入)のが嫌なのであって、知らない人→知っている人になる→近くに住む……なら、すんなり受け入れられるのではないでしょうか。よそ者を顔見知りに変える仕掛けが必要です。

2014年2月14日金曜日

男に多い「オタク脳」、女に多い「きずな脳」

男に多い「オタク脳」、女に多い「きずな脳」

http://president.jp/articles/-/10781

男女の脳差で面白いのは男性が比較的1つの事にこだわる「オタク脳」であり、女性がどちらかといえば人間関係を大事にする「きずな脳」だということ。「男性脳」=「オタク脳」と「女性脳」=「きずな脳」では、同じ対象でもアプローチが異なるのだ。

データを集めたものが勝者になる

「よく考えてみると、結局、Web 2.0というのは、データを集めた者が勝ちなんだと理解した」

いまICT業界全体をリードしているGoogleやFacebookといったWeb 2.0企業。その価値の源として、東京大学 先端科学技術研究センター 教授/新世代M2Mコンソーシアム 会長の森川博之氏が指摘するのは、コンテンツや行動情報などのデータを集めるための機構だ。
森川教授によれば、現代社会は「データ駆動型経済(Data-Driven Economy)」へと移行しているという。データ駆動型経済とは、収集したビッグデータの分析結果を元に、意思決定が行われたり、新たなナレッジや付加価値が創出される世界だ。いかにデータを集め、いかに利活用していくか――。Web 2.0の時代以上にデータの重要性は高まっていく。
こうしたなか、新たなタイプのデータが今後急増していくとも予想されている。それは、M2Mによって収集されるモノのデータだ。「M2Mの核になるのがセンサーだが、毎年10兆、100兆のセンサーが出荷される時代がやってくる」と森川教授は語る。

http://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/3158/Default.aspx




若者の行動原理は、「認められたい」に終始

なぜ「認められたい」に暴走する若者が増えたのか

http://diamond.jp/articles/-/39524


僕は現代の若者、いや若者に限らず現代人の行動原理がある原理に沿って動いているのではないかという仮説にたどり着いた。
若者の行動原理は、「認められたい」に終始するのではないか、という仮説だ。

2014年2月13日木曜日

素早くサービスを立ち上げ、早くユーザー数を増やすこと

ユーザー目線を全てに優先、“凄い人”が会社を動かす (4/5)

森川 亮 氏 LINE 代表取締役社長

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Interview/20140106/527989/?ST=management&P=4


 今の時代は技術だけで差異化するのが難しい。では何が差異化のカギになるかというとスピードなんです。
 特にコミュニケーションの領域では、ユーザーはクオリティーを問う前に、まずは最初に出たサービスに飛び付き、最初に馴染んだサービスを使い続ける傾向があります。ですから素早くサービスを立ち上げ、早くユーザー数を増やすことが何よりも大事なんです。ユーザーが多いからこそ成立するビジネスは確実にありますから。




2014年2月12日水曜日

限られた予算で効果的なことを考えた結果

お金をかけようと思えばいくらでもできますよね。でも、限られた予算で効果的なことを考えた結果、自分たちでチラシを持ってアンテナショップを巡り、ポスターやチラシの掲示をお願いして回るという形になりました。柔軟に対応いただいたり、丁重にお断りいただいたり(笑)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140129-00000329-oric-ind

2014年2月11日火曜日

2013年電子書籍の収支 漫画家・鈴木みそ

2013年電子書籍の収支

| コメント(11)
「ナナのリテラシー」Kindle版も順調に売れてます。
発売当初の1月後半は、KADOKAWAセールがあって、売れても売れても300位に入れない。という状態でしたが、70%オフが終わって落ちついたおかげでジリジリ順位を上げて、今31位まで上がってきました。
去年だったらコミック部門ダントツで1位が取れてる数字なので、Kindleのコミックも相当売れるようになって、簡単にランクインすることができなくなってます。ベストテンに届くかなー。(リンク左が電子版、右が紙版)

確定申告の時期が近づいてきたので、去年のKindleのあがりを計算してみました。
Amazonは支払調書を発行してくれないので、銀行振り込みを手で計算したものと、KDPレポートで毎月の売上を足したものを突き合わせました。(レポートは12月末日までのデータですが、振込は2ヶ月遅れるので、数字と振込の値段は微妙に違います)
怖いのは、Amazonの振込は源泉徴収されていないということです。

アメリカの税金を避けるために面倒な書類を出してクリアしたけれど、日本での課税はこれから。ということをすっかり忘れていました。
普通の日本の振込は10%が天引きされて送られてくるので、申告することで、払い過ぎた税金が戻ってくるしくみなのですが、源泉徴収されていないAmazonの場合は、ここから税金を支払わないといけないということですね。
どっかんとやってきます。すでに怯えてます。
やべえ。

で、どのくらい売れたのか。
さあ、何も隠すものはないので発表しましょう。
ギリギリ温泉1 21,410部 

2万部超えました。すばらしい。
1冊100円、料率35%なので金額はあまりいきません。
  793,448円
80万円弱。2万部でそれくらいですね、
部数に35%をかけると749350円のはずですが、5万円近い誤差はなにか、というと、多分貸出分ではないかと思います。
Kindleは月に1冊ただで本を読むことができるサービスがありますが、読者はただでも、作者に一定の金額が支払われます。それは売れるのとほとんど同じくらいの金額になるので、あのサービス悪くないですよ。

ギリギリ温泉2    10,157部 
   2,303,902円
2巻は半分くらいの人が継続してくれました。金額が230万円と跳ね上がります。本が400円になったことと、印税率が70%に上がったことが大きいですね。

ギリギリ温泉3    8,097部 
   2,114,839円
2巻→3巻の販売数はあまり落ちません。
それと去年の8月くらいから、通信量1MBに対して作者が1円支払う、というしくみが国内では廃止されました。大きな漫画ファイルは30MBほどあって、30円が通信料金として抜かれていたのですが、今は400円の代金の70%、280円がそのまま作者に支払われます。
これの廃止は実は大きいです。Amazonえらい。
そういうことを大きな声で言わないんですが、細かい改良はたくさんされてます。

ギリギリ温泉4    8,014部 
   2,073,344円
3巻→4巻は非常に多くの継続率で、3巻まで買ってくれた人は最後まで読んでくれるんだなあ、と嬉しくなります。
全4巻、全5巻くらいが買いやすいのかな。と思ったりしてます。

アジアを喰う    2,101部
   685,174円
この本は、唯一出版社に印税の一部をバックする。という契約で出しました。
印税は30%。Amazonから払われた685174円の30%を鈴木みそから双葉社に支払います。
これ、面倒なのは、消費税をどうするのか。ということです。
Amazonが最初から複数の著作権者に分割して払ってくれればいいのですが、KDPは一人に対してしか支払ってくれません。
しかたなく、消費税、支払い手数料はこちらが負担しました。
作者、出版社が半分ずつわける。という契約をした場合、Amazonの支払対象になった方が消費税を負担することになるので、そのあたり契約をつめておいたほうがいいと思いました。細かい話ですが。

マスゴミ 1,689部
 440,496円
Kindle連載で話題になった「マスゴミ」2000に届いてません。
面白いと思うんだけどなあ(笑)
これはKDPのレポートではなく「ベンダーセントラル」で部数をチェックできます。これ見やすくていいんですよ。全部これになってくれると毎月の売上とかエクセルで打ち出さなくてもいいのに。

僕と日本が震えた日 6,812部
 1,560,762円
何度か安売りをしたりして値段を変えたので、150万ほどの売上ですが、7000部弱はよく売れている本です。
この売上の一部を寄付することは何度も書いていますが、一昨年41万円(赤十字)。去年50万円(東大)、今年も50万円ほどの寄付をする予定です。無理をしない範囲で長くコツコツ続けていきたいです。一部フィリピンの台風被害にも行ってます。

エガリテ 412部
 33,600円

Proper Ways to Detect and Measure the Amount of Radiation
14部
 490円
と、いうことで、トータルでどうなったかというと。
じゃーん。


58,706部  
10,006,057円

行きました。1千万円!
みなさんありがとうございます。
大台乗りました! いやあ、すげえ。
「ナナのリテラシー」で描いた通り、しょぼい漫画家なので、こんなに売れたことないです、ホント(笑)

で、今年はどうなのか。
電子はどれくらいいくのか。

毎月30万円くらいコンスタントに売れているんですよ。
いつまで続くのかはわからないんで、まったく安心はできないんですが、新しいユーザーが電子に流れ込んで来るんじゃないかというのがプラスの部分。たくさんの作品が電子化されて、出版社がセールを繰り返すことで、個人の作家が目立たなくなって売れなくなるのではないか。というのがマイナス部分。差し引きでちょっとプラスかなと。
今年は3分の1から半分くらい、300万から500万円くらいは電子でいけるんじゃないかとみてます。
新作も出していくしね。
引き続きよろしく見守っていてください。

あ、そうだ。
「てんまでとどけ」について大事な発表があります。次の日記をお楽しみに!
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追記(2月9日)
いろんなサイトに貼られたり、2ちゃんにスレッドが立ったり、数字がひとり歩きしてます。
ここのブログまで飛ばずに、数字だけ貼った記事にコメントをみんなつけているので、めちゃくちゃ(笑)
大きな勘違いは、「1,000万円のうちここからアマゾンに3割取られる」と言っている人が多いこと。
これはすでに売上からアマゾンの取り分を抜いた「純利」です。

この1,000万円が鈴木みその収入のすべて。だと思っている人も多いですが、これはアマゾンで売った電子書籍の売上のみです。

というようなことをここで書いても、ソースにあたる人はほとんどいないだろうと思うので、しょうがないんですけどね(笑)
「鈴木みそ程度でこんなに売れるのか」
という意見はまったくその通りだと思うので、他の漫画家のみなさんもはじめましょう。

2014年2月9日日曜日

ビジョンを駆動力とするデザイン

デザインという古い枠は死んだ!MITメディアラボ副所長・石井裕さん(1)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140128/258908/

石井:でも、これだけモノが溢れている現代において、画期的な技術革新やサービス革新も盛り込まれていないのに、「デザインだけ新しくした製品」を出して、消費を煽る、という消費サイクルそのものがもはや時代遅れです。

「ビジョンを駆動力とするデザイン」とは

石井:そう、未来に対する明確なビジョン(理念)、それが求められるのです。どういう世界を作ろう。どういう未来を作ろう。どうやって皆を幸せにしよう。そのためには何をしよう――そんな未来に対する明確なビジョンをまずは持つ。そのビジョンがあって初めて、本当に新しいもの、本当の新しいデザインが生まれてくる
川島:単に、前のモデルとは違う色を使おう、とか、フォルムをちょっと変えよう、といった表層的なデザインをいじる、という話じゃない、と。
石井:その通りです。デザインについても、今求められるのは、「ビジョンを駆動力とするデザイン」です。逆に言えば、そうでないものはデザインじゃないということです。言い換えれば、未来に対するビジョンを具現化する力、それが「デザイン」です。

自治体運営型通販 JAPAN sgの12月の売上げは570万円

http://hiwa1118.exblog.jp/20163517/

JAPAN sg、最高の締めくくり(12月の売上げは570万円)

自治体運営型通販 JAPAN sgの売上げ報告が来ました。

平成25年12月(一か月)の総売上は、約570万円。参加自治体は18自治体等(福岡県鞍手町は12月25日参加)で、今月の売上げ上位は、南砺市武雄市多可町。ちなみに、平成24年12月(一か月)の総売上は約110万円。当時の参加自治体等は9団体。スタートした平成23年12月(一か月)の総売上は約20万円。参加自治体は武雄市のみ。参加自治体は18倍増。売上げは28.5倍増となっています。一自治体の売上げも着実に伸びています。

2014年2月2日日曜日

イノベータ 5つの発見力

イノベーションを興すDNAは発掘することはできるか?
http://enterprisezine.jp/bizgene/detail/5521?p=2

  • 質問力
  • 観察力
  • ネットワーク力
  • 実験力
  • 関連づける力

2014年1月28日火曜日

「援助」から「商売・ビジネス」を通じた社会貢献モデル

社会起業家は知っておきたい! 2014年注目のソーシャルグッドトレンド7選

http://eedu.jp/blog/2014/01/27/social-good-trend-2014/

2013年、一気に聞かれることの多くなったワードの一つに「ソーシャルグッド」があります。直訳すると、社会貢献を促進するサービスやその活動・フィランソロピー事業の総称になります。
昨年9月にはUNDP(国連開発計画)主催の「ソーシャルグッド・サミット2013」が開催され、「ソーシャルグッド」は注目されています。
この記事では、主に社会問題を事業で解決する社会起業家は知っていて損はない「2014年のソーシャルグッドトレンド」を7つ紹介します。

1. 商業

貧困撲滅という大きなゴールに向けて、「ビジネス」という方法は徐々に世間でも知られるようになってきました。
消費者と連動して、NPO団体や社会企業のファンドレイズ、公平な雇用、生活水準の向上などを目指す手法もまれではありません。
「エシカル」なプロダクトやサービスを提供している企業も数多く存在します。これを通じて平等な給料、オーガニック食材、リサイクル製品、厚生な労働環境、サプライチェーンの可視化などを図ります。
ひとつ買うと、途上国の誰かに、もうひとつ! 「One for One」モデルで、販売と社会貢献を同時進行させているソーシャルブランドもたくさんあります。
Globescan」のレポートによると、世界中の25億の人々は「上昇志向の消費者」言われています。この消費者たちの78%は単にショッピングを愛す者、92%は責任ある消費、そして58%は購入元(ブランド)の社会への還元(貢献)を気にしているそうです。
エシカル商品への関心は日に日に強まってきており、これまで一般的だった「援助」から「商売・ビジネス」を通じた社会貢献モデルが注目されています。
持続可能に社会へインパクトを与え続けるために、社会起業家たちは創造的に社会問題解決に取り組んでいます。

2014年1月27日月曜日

歴史と文化は短時間で醸成できない

欧州最大手ファンドが日本の中小企業を買収したワケ

日本企業が持つ「逆立ちしても手に入らないもの」とは

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140116/258335/?P=2&mds

歴史と文化は短時間で醸成できない

 「日本オイルポンプの良さを理解してくれるパートナーを探していたところ、一番の理解者がウェンデルだった」
 日本オイルポンプの中尾真人社長はこう語る。
 日本企業以上に日本オイルポンプを評価したウェンデル。一度地獄を見た企業のどこに魅力を感じたのだろうか。
 「欧州企業が逆立ちしても手に入れられないものを、日本オイルポンプは持っていた」とウェンデルジャパンの川田真社長は打ち明ける。
 特に評価した点は、日本企業ならではの開発力だ。独創性、独自性のある視点と、技術者を中心とした職人が自分の仕事を極める素地、そして90年の歴史だという。
ウェンデルは技術者が自分の仕事を極める素地や歴史に着目した
 ウェンデルはアジアでの事業展開を考えていたが、その足掛かりとなる企業を探していた。中国やインド、東南アジアを見渡せば急成長を遂げる新興国の企業は数多存在する。だが、歴史と文化を短時間で醸成するのは難しい。
 工業化からの歴史が長く、技術がきちんと伝承されている企業。そして、日本的経営の良さとされる「労使一体の開発ができる企業」として、ウェンデルは投資したのだ。
 日本オイルポンプは世界シェア7割と圧倒するだけに、成長性に乏しいと思われがちだが、そうした先入観を覆す画期的な製品を2011年に生み出した。

2014年1月22日水曜日

Webサイトデザインは今やアートではなくどんどん科学になってきています

遅すぎる日本のスマホサイトの原因を探る

http://ascii.jp/elem/000/000/754/754123/index-4.html

日本のスマホサイトを何とかするには?

 アメリカの雑誌「Website Magazine」の座談会で、ニック・ジュリア氏は「Webサイトデザインは今やアートではなくどんどん科学になってきています。私たちは、主観的なデザインによってではなくデータによって決定を下しています。収集されたデータは、ヒートマップテストやA/Bテストをするソフトウェアのように実際の結果が導かれます」と述べています。この発言の背景には、米国では、Webサイトは「芸術」ではなく「機能」を提供する場であり、科学的なデータに基づく改善が必要と思われているからです。
 一方、日本ではどうでしょうか? Webサイトを「工業デザイン」の視点で設計するWebデザイナーがどれだけいるでしょうか? Webパフォーマンス計測、UXテスト、ログ解析など、データに基づいて意思決定を下す文化は欧米で根付いて随分経ちますが、日本ではログ解析以外はあまり普及していません。しかも、サイトの改善で反対に回るのは、Webデザイナーであることが多いのです。Webサイトを変えようとすると、Webデザイナーは「デザインをわかっていない」と主張します。しかし、定量・定性調査をしてみると、デザイナーの勘、感性、経験はほとんど当てになりません。
 特に、スマートフォンやタブレット向けのサイトは、PCとは全く異なるアプローチが必要です。スマートフォンやタブレットが組込系と呼ばれる制約の多いデバイスである以上、スマートフォンサイトも使えるリソースにシビアになって「機能美」を追及して実装すべきなのです。ページを高速に配信するために、またユーザーに優れたユーザー体験を提供するためにも、サイトはシンプルで機能美を追及したものであるべきなのです。
 もちろん「改善すれば、本当にビジネスに好影響をもたらすのか?」と疑問を持たれるでしょう。具体的な数値で見せろ、と思うはずです。この連載では、アスキー・メディアワークスが運営する「魔法のiらんど」を例にパフォーマンスを計測し、データに基づいて改善を実施することになりました。ただ、公開できる数値はビジネス上の理由から改善率が中心になります。数値でビジネスへのインパクトを実証し、多くの人に納得して欲しい、と願っています。