2013年9月23日月曜日

情熱は、誰でも、いくつになっても手にできる

成功は99%が情熱!
【第2回】 2013年9月20日 水野元気

第2回
情熱は、誰でも、いくつになっても手にできる

“夢を叶え成功できる人”は、皆「情熱」をエネルギーにしている。そして苦難や挫折にめげることなく、目標に向かって行動し続けることで、いつしか夢や目標を達成してしまう。そのような人を「情熱家人材」と呼ぶ。情熱家人材とは、決して気合やど根性で乗り切る体育会系の人間ではない。「自分にとって大切なことに労を惜しまない人」「やると決めたら最後までやり通し、あきらめない人」のことである。

情熱は誰でも生み出せるし、何歳になっても手にできる

「情熱家」とは、のけぞりたくなるような大声で「おはようございます!」と挨拶をしまくり、何事も気合やど根性で乗り切る、体育会系の人物ではありません。
「情熱家」とは、自分にとって大切なことのために、労力を惜しまない人。一度やると決めたことは、何が起きても最後までやり通し、あきらめない人。そして、そうすることで自らの力で人生を切り拓いていける人のことです。
「情熱」は才能とは違い、持って生まれるものではありません。
 誰でも生み出せるし、何歳になっても手にすることができます。
 そして「情熱」を持つことで、一人ひとりが自分の可能性に気づき、人生を変えることができるのだと思います。
「情熱」というガソリンが注がれれば、夢や願いに向かって走り続けることができます。そして、必ずや成功を手に入れることができるのです。

一人ひとりが自分をマネジメントしなければいけない時代

 子どもの時は誰でも、「情熱スイッチ」は入ったままです。
 たとえば、生まれたての赤ちゃんで「情熱」を失い、「今日はダルいから、ハイハイをやめておこう」なんて思う赤ちゃんはいませんよね。
 子どもは、なんにでも興味を持ち、疲れるまで遊び、将来の夢を見ます。
 私たちはみんな、無限の可能性を秘めている存在なのです。
 それなのに、なぜ大人になると多くの人が夢や希望、情熱がなくなり、「このくらいでいいや」と、自分を小さな枠にはめてしまうのでしょうか。
 また近年、バブルの崩壊後に育った若者は「草食系」「安定志向」「ヤル気がない」といわれ、「情熱」などというと、露骨に嫌がると考えられています。
 でも、私はそうは思いません。
 誰にでも「情熱スイッチ」はあり、それをオンにするやり方さえわかれば、間違いなく情熱家に変わると信じています。
 そして、一度「情熱スイッチ」が入った人は、自分の見つけた夢に向かって、たどり着くまでくじけずにひたすら進むようになるのです。
 マネジメントという概念を発明した有名な経営学者のピーター・ドラッカーはこういっています。
「情報革命など、100年後の人たちからすれば、取るに足らない。それよりも今、私たちにとって最大の変化が起こっている。それは人類史上初めて、“自分自身をマネジメントしなければならない時代”が来たということ。しかし社会はまったくそれに適応できていない」
 これまでの時代は、あるていど決まった「成功」へのレールがあり、その道を外れなければ、人生落ちこぼれることはありませんでした。
 でも社会全体が豊かになり、住む場所や仕事、あらゆるものを選べるようになった時、私たちは初めて、「人生どうしたらいいんだろう」と迷うようになったのです。
 目標を見失っているから、「情熱」がないように見える。全員が1つのゴールに向かって進んでいた時代とは違います。
 でも決して、人間の本質が変わってしまったわけではありません。私たちは生まれつき、成長し進化していくことに喜びを感じる生きものなのです。
 こんな時代だからこそ自分自身で「情熱スイッチ」を入れ、前向きに成長し、人生を楽しめるようになっていただきたいと思います。
 特に、人生の大半の時間をつぎ込む「仕事」で成果を出すことは、本人はもちろん、会社やお客様もハッピーにできますし、それがひいては日本の未来を、明るくすることにもつながるのです。
「情熱」を持てずに迷っていた私自身が、今、それを人に伝える立場になった。こんな私でも変われたのだから、誰でも、いくつになっても「情熱」を持つことは可能だと、一人でも多くの人に知ってもらいたいのです。

「思考」と「行動」を変えれば「意識」も変わる

 私たちが提供している「情熱思考変革研修〜情熱スイッチプログラム」には、大きな特徴があります。
 それは、「思考」と「行動」を変化させることによって「意識」も変えるという順番になっていること。
 巷にあふれる成功法則などの本を読むと、たいてい「意識」を変えることに重点が置かれています。もちろん、根本的に「意識」から改革できれば、「思考」と「行動」が変化します。
 ですが、「意識」を変えるには時間がかかるし、それは簡単ではありません。
 だったら、先に「思考」と「行動」を変えてしまうことで、そのあと意識が変わるというのが「情熱スイッチプログラム」のやり方です。
 たとえば「自転車は苦手だ」「自転車に怖くて乗れない」という意識の人を、無理矢理「絶対乗れる!」という意識に変えるのはむずかしい。
 そうではなく、まずは補助輪をつけて自転車にまたがり、ペダルをこぐ練習から始めて、乗れるようにしてしまおうということです。
 つまり、乗れるようになる(行動が変わる)ことで「もっと乗りたい!」という気持ちになり(思考が変わる)、自然と「自転車って楽しい!」となる(意識が変わる)のです。
◉これまでのアプローチ
・自転車は怖い(意識)
   ↓
・乗りたくない(思考)
   ↓
・乗れない(行動)

◉情熱スイッチアプローチ
・自転車に乗れるようなった(行動)
   ↓
・もっとうまく乗れるようになりたい(思考)
   ↓
・自転車って楽しい!(意識)

「情熱スイッチプログラム」とは

「情熱スイッチプログラム」とは、心理学、脳科学を中心に成果を出す「情熱家人材」が持っている思考(考え方)を6つに体系化し、「思考」と「行動」の変化を促し、「意識」と「成果」を変えるプログラム。
 これまで6年間で、通信、サービス・小売り、生命保険などの業界を中心に300社以上で研修を行い、トータル1万人以上の方が受講されました。
 受講後のアンケートを見ると、満足度は5点満点中で4.78点、リピート率は86.7%という評価。
 具体的には、「新入社員の離職率が激減!」「社員がみんな、仕事を楽しみ、積極的に取り組むようになった」などの声をいただいています。
 実際に受講したビジネスマンが、あまりにも変わったことにご両親が驚き、そのご両親の経営する企業の研修に採用されたこともあります。
「社員のやる気が出て、長年突破できなかった、売り上げの壁を越えられた!」と、次々と他の会社をご紹介いただいたこともあります。

情熱を取り戻し、思い通りの人生を歩もう!

 6つの「思考トレーニング」の中のメニューを実践することで、「情熱スイッチ」がオンになり、やる気が続く思考習慣が身につきます。
 たとえば、「情熱スイッチプログラム」を始めると、次のようないいことが起こります。
 「失敗を恐れる気持ちがなくなる」
 「新しい発想がドンドン生まれる」
 「思いもかけないチャンスに恵まれる」
 「どんな仕事も楽しめるようになる」
 「やりたいことや夢が見つかる」
 「周りが助けてくれたり、応援したりしてくれるようになる」
 「お客さまや上司からお礼をいわれ、ホメられることが増える」etc.
 実際、弊社に入社した時は、やりたいことがわからず、「自分の夢は、夢を見つけることです」と自己紹介をした新入社員がいました。
 彼は、入社してからは仕事をしながらプログラムを1つひとつ実践し、いつしかやりたいことを見つけ、2年後に独立を果たし、現在も活躍しています。
 たった一度きりの人生。その人生の大半の時間を使うのが仕事の場。ならば、前向きに、情熱、やりがいを持って、自分の夢や目標を実現するために働いたほうが、ワクワクしてきませんか?
「情熱を持つ」ことで、あなた自身の人生に変化が生じるはずです。仕事に意義を感じ、やりがい、生きがいのある日々が送れるようになるでしょう。
「情熱スイッチ」をオンにして、希望とやる気にあふれた、あなたの毎日を取り戻してください。そして、願いを叶え、思い通りの人生を歩んでいただください。
(つづく)
 ※本連載は(水)(金)に掲載いたします。

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夢をかなえ成功する情熱家人材には、共通する6つの思考パターンがある。それは、1. 限界突破思考、2. 主体的思考、3. 自己責任思考、4. モチベーション管理思考、5. ポジティブ管理思考、6. 感謝思考の6つである。この6つの思考パターンを高める方法を36のアクションとして紹介。誰でも今日からすぐに取り組めて、効果が見込めるヒントが満載。
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