2013年9月17日火曜日

現代人が次に求めるフロンティア「地図上にないコミュニティ」


地理的な概念ではなく、価値観でつくられたコミュニテイーです。地方は過疎が進み、数年後にはどんどん消えてしまう可能性があります。しかし、都市の若者には、地方に残された価値が響いています。だから、彼らはUターン、Iターンではないですが、定期的に地方に来て、この価値を守っています。
彼らがくることで、地方には刺激やスキル、新しい世界観を与えます。これだと思いましたね。津波が来ていなくても、全国の地方都市は同様の問題を抱えています。この動きを拡大しようと思いました。
そこで、都市と田舎を混ぜるときに分かりやすいのは、食だと思いました。自分が食べている物の生産者の顔は見えません。工場で製造するのではなく、自然を相手にして生産している人の生き様は、都市の若者に響く価値です。
地方に関心を持つのに、被災地に限定しなくてもいいのです。どこでも困っていますので。地方は人を必要としています。行くと有難がられます。取替えが不可能だからです。特に一次産業は気候や文化、人づきあいなどが求められます。その人がいなくなったら取替えが不可能で、いなくなられたら困るのです。
都市と地方、両方に居場所をもっていれば、よどんだ空気がかき混ぜられて、地図上にないコミュニティーができ、命が喜ぶ場となります。地方のものを活用し、お金ではなく、時間をかけて楽しみをつくるのは、サステナブルで、世界に誇れるものです。それをつくっていき、若者の目を輝かせたいです。

http://alternas.jp/work/ethical_work/41230/2



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