http://japan.zdnet.com/sp/enterprise-trend/35037561/
MTR誌によれば、シリコンバレーは1960年代にはすでにイノベーションハブとして注目を集めつつあった。その複製の試みも始まっていたが、大きな成功が見られないまま90年代に入る。そして、戦略論の大家Michael Porterがついに「シリコンバレーの作り方」を呈示した。その方程式はこうだ。
- 成長産業を選定する
- リサーチパークを大学の隣に建設する
- 助成金を準備して、企業や人材を呼び込む
- ベンチャーキャピタルファンドを用意する
そして、この方程式に基づいて世界中でシリコンバレー作りが試みられた。その数は数百に達し、何兆円もの資金が投じられたが、成功することはなかったという。このMichael Porterの手法は政府主導のトップダウン型である。
MTR誌は、シリコンバレーの複製の難しさは、人とその関係性という、より文化的な側面にあるとする。つまり、シリコンバレーのように、人と情報が容易に移動し、共有されていく環境を作れるかがポイントで、単に箱とお金を用意すれば良いというものではない。
MTR誌曰く、シリコンバレーは「Facebookが登場する遥か以前から存在していた、巨大なリアルワールドのソーシャルネットワーク」なのだという。